- 1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/02/21(火) 20:20:12.87 ID:G7tB3fi30
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後藤ひとりは夢を見た。いつだかに訪れた、どこかのカフェの夢。
カウンターの席に、リョウ先輩と並んで座っている私。
リョウ先輩は、私が歌詞をしたためたノートを読んでいる。
その横顔はとても綺麗で、なんだか少しだけ嬉しそうで、満足そうでもあって。
「やっぱりぼっちはすごい」って思ってくれているのが、目の輝きだけで伝わってくるようで。
こてんと私の方に倒れて体重を預けてくる先輩の重みを右肩あたりに感じながら、私は優雅にカップをかたむけるのだ。――そんな光景が浮かんだとき、はっと目が覚めた。
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Source: ゴールデンタイムズ