後味の悪い話『おたすけぶち・いやな子供』

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本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 07:10:15 ID:kMGgFITXO

厘のミキの読み切り漫画「黒い世界」



黒い国の唯一の法律、「愛し合ってはならない」。黒い世界の黒い人達なのでそれは余裕です。


極稀に、愛を持った「色憑者」がいましたが、見つかり次第処刑されています。


黒い城の王子(ヨノギ)は、いつも楽しく色憑者を処刑していました。


ある日、ヨノギの元に色憑者の男(クロ)が現れました。クロはヨノギを愛していると言います。


ヨノギはクロを拷問にかけますが、クロは「王子が楽しそうで嬉しい」と笑顔です。


しかし、ヨノギが拷問器具で手を怪我すると一転、「大丈夫ですか」と大慌てするクロ。


ヨノギが試しにナイフで自分の腕を傷つけると、クロは「ヨノギが傷つくのは辛い」と泣きます。


ヨノギはクロを懲らしめる為に、自分の体をナイフで切り刻むことにしました。


日に日にヨノギの傷は増えて行きます。クロは泣くばかり。


その内に、ヨノギの側近がヨノギの傷に気付き、原因であるクロは殺されることになりました。


ヨノギは、最近クロを苦しめても楽しくない自分に気付き、これが愛だろうかと思いながら


「お願い、クロを殺さないで」と泣き叫びましたが、クロは殺されてしまいました。


その後、ヨノギは相変わらず黒いままで、楽しく色憑者を処刑しています。


黒い世界の一幕なので終わり方も黒いです。おしまい。






普通だったら、これをきっかけにヨノギが改心するところなのに、


何も変わらなかったのが黒いなーと思いました


独特の黒さが上手く表せなかったかも


携帯なんで見辛かったらごめん




クロがいつもヨノギの部屋の窓に来ていた烏の化身だとか云々は割愛



二人組み
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Source: 哲学ニュースnwk

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