「なめ回せ。殺すぞ」残された11分の血だまり虐待動画 加害者がスマホを向ける深層心理

1: 愛の戦士 ★ 2023/07/22(土) 18:12:34.76 ID:FLq0wXQ/9
ゲーム感覚か、はたまた観賞用なのか―。

 虐待やドメスティック・バイオレンス(DV)事件の加害者が、自身のスマートフォンやパソコンに暴行中の動画や画像を残すケースは少なくない。弱い立場の人間に暴力をふるう行為自体許されないが、痛めつけられ弱っていく姿にわざわざレンズを向けるのはなぜなのか。加害者の心理状況について探った。

「なめ回せ。殺すぞ」

スマホに残されていた動画は、あまりに凄惨(せいさん)だった。今年5月、大阪府泉佐野市のアパートの一室で、同居していた女性(18)を殴って死なせたとして傷害致死罪で起訴された山中元稀(げんき)被告(22)は自身の行為を動画で撮影していた。

映っていたのは殴られた顔を血で真っ赤に染めた女性。「なめ回せ。殺すぞ」。床の血だまりをなめさせようと命令する山中被告の罵声が画面いっぱいに響いていた。

捜査関係者によると、犯行が行われた1LDKの一室には、風呂場に至るまで部屋中に血しぶきが飛んでいた。女性の全身には百数十カ所の傷があり、肝臓は破裂、胸にも複数の骨折があった。そんな山中被告の暴行の証拠となったのが、スマホから見つかった約11分の動画だった。

被告は動画を撮影した理由について「被害者が今後、噓をついたら見せようと思った」と供述したという。捜査関係者は「日常的に暴行を加えていたとみられる。極めて身勝手だ」と憤る。

犯罪行為の物証に

虐待やDVの様子を撮影しその動画や画像を、加害者自身のスマホやパソコンに保存していた事例はこれまでにも発生している。

4年前に千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が虐待死した事件では、父親の勇一郎被告(45)=傷害致死罪などで懲役16年の実刑判決=は虐待する様子を携帯電話などで撮影していた。

廊下に立ち続けさせられ、「死んじゃいそう。苦しいよ、ママ」と話す心愛さん。土下座する心愛さんを前に、笑う被告―。被告のパソコンなどには、脱衣所でうずくまったり、洗面所で大泣きしたりする多数の動画や画像が残っており、密室での暴力行為を立証する重要な証拠となった。

一方で、加害者にとっては自身の行為が露呈するリスクであることは間違いない。それにもかかわらず、なぜ撮影してしまうのか。

「興奮を味わいたい欲望」

DV加害者らの犯罪心理を研究している立命館大産業社会学部の中村正教授は、山中被告が説明したように、加害者が動画を被害者への脅しに使用しようとする思惑とともに、「加害者の一部が持つ、相手に苦痛を与えることを好む嗜虐(しぎゃく)性」を指摘する。

過去に発生した性犯罪事件の中には、加害者の男が相手の顔に袋をかぶせ、息ができずに苦しむ様子を動画撮影していたケースもあったといい、「顔をゆがませて苦しむ姿を見るのが快楽になっていた」と推測する。 また、動画や画像で残していれば、見返して何度も当時の興奮を味わうことができ、「撮影によるリスクよりも、その興奮を味わいたいという欲望のほうが勝る」と分析。また、スマホの画面越しに見ることで「ゲームの中で起きた出来事」と感じている可能性もあるという。

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Source: 哲学ニュースnwk

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