10/25(水) 7:03配信 現代ビジネス
日本の不動産に関してのセミナーや、いま中国人が日本の不動産に投資する理由について紹介した前編『中国人富裕層が「東京の不動産」を次々と購入している…1500人規模のセミナーでみた「驚愕の光景」』からつづく。
「日本の不動産がバーゲンセールだ!」。中国人投資家が海を渡り、東京都内の物件を次々と購入している。異様な熱気に包まれる現場に潜入すると、浮かび上がったのは彼らの驚くべき欲望だった。
在日中国人も狙っている
セミナー当日、新宿駅から4~5分の場所にある会場のオフィスビルへと足を運ぶと、会議室に案内される。机には封筒入りの資料、軽食、お茶が準備されていた。3人掛けの長机8つが並び、参加者は10名ほど。
登壇したのは、20代後半から30代前半の社員の男女2人だった。ともに濃紺のスーツに身を包み、清潔感のある印象だった。彼らはスライドを使いながら、販売実績がある6000万~8000万円クラスの六本木、池袋、参宮橋、広尾などの高級物件を次々と紹介していく。
約1時間の説明会が終わると、営業マンと参加者がマンツーマンで行う質疑応答が始まる。途端に会場が熱を帯びた声に包まれる。
なかでも、本誌記者の目を引いたのは、50代の中国人女性。中肉中背。水玉ワンピースに真っ白なナイキのスニーカーを履いていた。
彼女は大きな声で「次の再開発はどこでやるんだ。今のうちに不動産を買っておきたい」と営業マンに詰め寄る。そのあまりの圧に営業マンも辟易している。それでも矢継ぎ早に「西新宿はどうか? 中野坂上はどうか?」と物件を次々と紹介してもらっていた。旺盛な意欲に見ているこちらも圧倒されるほどだ。
彼女の声にかき消されそうになりながら、本誌記者は担当についた営業マンに「今、中国人に人気なのはどんな物件か」と聞くと、こう答えた。
「中古のマンションやビルなど、駅から近い『一棟もの』です。価格は2億~7億円ほど。新築に比べて利回りが良いこと、土地の資産価値が残せること、賃貸・民泊経営など運用の自由度が高いことが理由です。
あと、意外と郊外も人気です。主に民泊施設として運用するためです。表面利回りだと4~5%ですが、民泊として運用したら9~15%の利回りを得られます。弊社ではそうした物件が豊富な場所として大森(大田区)を紹介しています。
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Source: 厳選!韓国情報