立てこもり発生から28時間 JR大宮駅前ネットカフェ 人質の女性店員に「危害加える」趣旨の発言
さいたま市のネットカフェで、男が立てこもっている事件は、発生からおよそ28時間が経過しようとしている。
説得を続ける捜査員に対し、男は、人質の女性店員に危害を加えるという趣旨の発言をしていることがわかった。
立てこもりが続いているのは、JR大宮駅前にあるインターネットカフェ。
17日午後4時すぎ、従業員からの110番通報で事件は明らかになった。
警察官が駆け付けたところ、7階にある個室ブースで40代とみられる男が20代の女性店員を人質にとり、立てこもっていた。
17日午前10時ごろに店に来たという、この男。
午後2時すぎに、女性店員を呼び出したあと、立てこもったとみられている。
現場となったビルの前には、何かあった場合に備え、警察だけでなく、救急車も待機している。
18日未明には、ヘルメットや防弾チョッキを装備した捜査員が、ビルに入る姿も確認された。
男が立てこもっているのは、“完全個室”と呼ばれるタイプの部屋。
以前、この店を利用したことのある男性は、その様子について、「(完全個室は)完全にドアを閉じれば、どこからも見られないし、中から鍵を閉められる」話した。
男性によると、一般的な部屋は、扉と天井の間に隙間があるという。
一方、男が立てこもっている部屋は、その隙間がなく、天井まで仕切られているという。
さらに、部屋の中から鍵をかけることができるうえに、防音で窓もないため、外から中の様子をうかがうことはできないという。
そのため、捜査員は部屋のインターホン越しに男と会話を続けているが、具体的な要求はなく、目的もわかっていないという。
しかし、男は「対応次第では女性店員に危害を加える」という趣旨の話をしていて、警察は何かしらの凶器を持っているとみている。
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Source: エクサワロス